伝統建築(寺院・社寺建築)の部位名称 木造伝統建築である社寺には、各部位に細かく名称が付けられています。 建築関係者でなければ普段は気にとめる事のない、内部・柱組の部分名称の中から、主要な物…
もっと読む豆知識
カテゴリー: 建物
寺院の内部構造・柱組の名称
2021年12月25日伝統工法の真骨頂「枓栱」
2021年9月22日枓栱(ときょう)とは、柱の最上部や、軸部の上に設置され、軒桁を支える部位の名称です。 基本構造は、斗(ます)と呼ばれる部品と、肘木(ひじき)と呼ばれる部品で構成されます。 斗組(ますぐみ)や…
もっと読む匠明の秘伝書
2021年7月18日「秘伝書」というと、フィクションや剣豪物語の中のイメージですが、社寺建築ではこの「秘伝書」が今も、実際の建築に活かされています。 それが、 匠明(しょうめい)の秘伝書です。 日…
もっと読む木造建物の現状
2020年4月27日日本における木造住宅は約3,011万戸。 全体の57.8%を占めています。※総務省統計局 平成25年時点の集計。 年々、鉄筋・鉄骨コンクリート造や鉄骨造などの「非木造化」は進んでいますが、 …
もっと読む雨樋について
2018年4月27日雨樋は屋根に降り注ぐ雨水を一箇所に集約して、地面に落とす仕組みです。 ご本堂の向拝部分ですと、特に、参拝された方が雨に当たらないようにする 気遣いの部分でもありますね。 ご本堂に雨樋を設置す…
もっと読む生き物の名前が付いている部位
2018年4月12日建築業界において、 生き物の名前が付けられている事が多くあります。 今回は、社寺建築の中で、生き物の名前が付けられている カワイイ?!部位をご紹介致します。 ①海老虹梁 ②亀の尾 ③鰹木 ④…
もっと読む伝統建築の魅力「木鼻」
2018年2月21日社寺建築を初めとする伝統建築の特徴的な部分の一つに 「木鼻(きばな)」と呼ばれる部位があります。 木鼻とは 柱を貫通する【頭貫(かしらぬき)】・【肘木(ひじき)】・【虹梁(こうりょう)】の柱…
もっと読む礎石(そせき)とは
2018年2月16日礎石(そせき)とは 建物の柱を受ける土台石のことで、単に礎(いしずえ)とも呼称されます。 転じて、ものごとの土台や基礎のことをさす言葉としても使われています。 土台石としての礎石は、使われる…
もっと読む屋根の形状変更
2018年1月19日本堂や庫裡・客殿、社殿や幣殿、社務所の屋根の「形状」には 入母屋、寄棟、切妻、さらに唐破風(からはふ)・向拝(こうはい・ごはい)付きなど様々な形状があります。 寺院や神社の改修工事、屋根葺き…
もっと読む浜縁・高欄の改修
2018年1月17日御寺院様からご相談頂く内容に、 浜縁や濡れ縁、高欄の修繕があります。 浜縁は向拝の下にあり、階段の最上段の部分。 濡れ縁も浜縁や回廊とも呼ばれたりしますが 浜縁には遮る壁がなく、 雨風や紫外…
もっと読む建築様式で見る、神社と寺院の違い
2018年1月9日日本の伝統建築である「社寺建築」 文字通り「神社」と「寺院」の建築様式の総称ですが、 共に日本で進化した独特の様式美を持ちながら 似て非なる、それぞれの美しさ・特長を持ちます。 寺院の山門、…
もっと読む向拝の腐食
2017年12月21日本堂の中でも雨漏りしやすい箇所はご存知ですか? 屋根と屋根のつなぎ目部分や水の流れが集中しやすい箇所は 当然ながら雨が留まりやすく水の影響を受けやすくなります。 そこは雨漏りがしやすい場所と…
もっと読む建物の要となる基礎
2017年12月13日【基礎について】 基礎は地震がくると、一番最初に揺れが伝わる所です。 耐震強度を高める為にもしっかりした基礎にすることが大切です。 また地盤沈下や基礎の老朽化により建物が傾いたり沈んだりする…
もっと読む時代によって変化してきた社寺建築
2017年11月14日社寺建築は時代によって様々な形状の変化をしており、 特徴を見ることによっていつ頃建てられた物なのか、 どのような意味のあるものなのかを感じる事ができます。 また、正面から見ると半分近くを占め…
もっと読む寺院・神社の防犯対策
2017年10月6日日本では17の世界文化遺産が登録されています。 2017年に「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡県)が登録となったばかりです。 この17の世界文化遺産のうち、神社仏閣に関連するものは9…
もっと読む門の種類(寺院編)
2017年9月28日寺院門の種類 古代の寺院では門と言えば、 南門・南大門を指しましたが、鎌倉寺時代以降に寺院に「山号」が付けられることが一般的になると、 寺院の表門を総称して「山門」と呼ばれるようになりました…
もっと読む蟇股(かえるまた・蛙股)
2017年9月12日蟇股とは 横木(梁・桁)に設置し、荷重を分散して支えるために、下側が広くなっている部材です。そのシルエットが蛙の股の様に見えることから「蟇股」と呼ばれるようになりました。 本来…
もっと読む七堂伽藍(しちどうがらん)
2017年7月27日七堂伽藍とは 伽藍(がらん)とは、本来は梵語の「サンガラーマ」が由来の 僧侶が集まり修行をする場を指す言葉です。 その意味が転じて、僧侶のあつまる寺院敷地内にある堂宇(どうう・【=建物】)群…
もっと読む基壇(きだん)とは
2017年5月31日建物への水の浸入を防ぐため、水はけを良くするために平地の上に石を組み、高くした部分です。 また、今日では地震への耐震対策でもとても重要な部分になっております。 古代の日本建築(神社・宮殿)で…
もっと読む寺院・神社の地盤改良
2017年5月3日地震国の日本では、古くから建物の据える「 地面 」に多くの知恵が注ぎ込まれてきました。 今日ではさらにその技法が進化し、 昔であれば建築に不向きであった立地でも、地盤改良を行い、 地震に堅牢…
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