施工事例長谷寺様改修
歴史ある境内に溶け込む、
高意匠チタン屋根
工事内容
- 鐘楼堂屋根改修工事(チタン)
- 鎌倉 長谷寺様
- 神奈川県鎌倉市
老朽化が激しく、
一部が破損落下していた瓦屋根
昭和29年(1954年)に建立された瓦屋根は老朽化が激しく、地震時の崩落が心配されていました。
棟下地の柱は先端部がほぼ朽ちてしまっていました。
工事期間中に東日本大震災が発生
地震時の被害が心配されていた瓦が全て降ろし終わった3日後に、東日本大震災の大地震に襲われました。瓦降ろしが終わっていたことで大きな被害がなく、5日後には御寺院様と協議の上、安全面に最大限の配慮をした上で工事を再開致しました。
損傷がなく十分に強度を保っている柱は活かしながら、新たに棟下地を構築。
棟札には工事期間中に発生した東日本大震災への、御寺院様・弊社・関係者全員の強い祈りが込められました。
潮風にも数百年耐える鐘楼へ
葺き替えの屋根はチタンが採用されました。
瓦の約1/13の軽さでの耐震性、さらに相模湾海岸から約500mに位置に立地するため潮風による塩害も考慮し、金属屋根のなかで比類無き耐候性を誇るチタン屋根「カナメ段付本瓦葺き」での工事となりました。
歴史ある境内の雰囲気に溶け込む
チタン屋根意匠
瓦屋根の建物が多数存在する境内にて、いぶし瓦調のチタン屋根は違和感なく溶け混んでおります。