施工事例正法寺様改修
350年御遠忌による
山門・仏殿の
チタン屋根改修工事
工事内容
- 山門(京都府有形文化財指定):
屋根改修(チタン)
仏殿(京都府有形文化財指定):
屋根改修(チタン)
- 臨済宗永源寺派 正法寺様
- 京都府相楽郡和束町
将来を見据えてチタン
屋根に葺き替え
平成31年(2019年)に正法開山妙覺圓光禅師(如雪文巖)の350年御遠忌にあたり、その記念事業の一環として山門※と仏殿※の屋根改修が行われました。
※平成29年(2017年)に京都府有形文化財に指定されました。檀家数が少なく、過疎化が進む町でもありますが、これからも檀家様をお守りしていく使命と寺院の将来を見据えて200年、300年後まで維持し続けるチタン屋根で改修をすることに決心しました。
施工前は瓦屋根でしたが、軒先に軒付板が残っており、元々は檜皮葺き屋根の可能性があるので御住職に相談し、「カナメ杮葺き」にて施工させていただくことになりました。
屋根だけでなく、柱、唐居敷、長押等の腐食していた木材も新たに交換を行いました。
現状の茅を残して
チタンカナメ一文字葺きに
仏殿は茅屋根にトタンを被せた屋根であり、明暦3年(1657)年に建立された建物です。
茅を残し、腐食している箇所は交換をして、「チタン カナメ一文字葺き」にて施工をさせていただきました。
また、虫食いにより梁が3本腐食していたので、交換と柱の根接等も同時に行いました。
紅葉の名所
周囲は山に囲まれ、山頂まで茶畑が広がっており、「茶源郷」ともいわれています。
参道、境内には数多くの楓が植えられ紅葉の名所です。紅葉のシーズンになると、紅葉を眺めながら、ゆっくりお茶を飲んでいる方も見かけます。
訪れた際には景色も楽しめますのでお気軽に足を運んでみてください。