施工事例浄蓮寺様新築
災害と再生
これからまた
積み重ねていく歴史
工事内容
- 本堂新築
- 千葉県安房郡鋸南町
令和元年(2019年)、9月9日に発生した台風15号によって本堂・庫裡・客殿に被害が出てしまい、特に御本堂は修復を断念し、新たに再建することになりました。
再建に向けて
建設を始める前の地鎮祭の様子です。
被害から5000日、「再生」への工事がスタートしました。
地盤補強工事のあと基礎工事を行っていきます。
土台を屈強にするための大事な工程です。
皆様の想いと新しい門出へむけて
令和5年(2023年)2月上棟式が執り行われました。
御住職を始め多くの方々が御尽力されこの日に至りました。
檀家様を始め80名以上の方が参列され、皆様が御本堂の完成を待ち望んでいらっしゃる思いがひしひしと伝わり、それを「形」にする重積を改めて感じ気持ちが引き締まりました。
新たな棟札も無事納められました。
再び拝見するのは何十年、何百年後でしょうか。
屋根葺きの様子です。
御採用頂いたのはチタン製の「一文字葺き」。浄蓮寺様は海が近いため塩害は避けられません。チタンは塩害に強く非常に軽量で建物にかかる負荷を軽減します。
完成したご本堂です。
内装はシンプルかつ厳かに、折上格天井も圧巻です。
このご本堂で法要や地域の皆様との交流、
語り合い新たな歴史としてずっと続いていくことでしょう。